サンパウロから弓場農場に到着し、約1週間農場に滞在させてもらいました。弓場には毎日決まった生活のリズムがあります。月曜〜土曜日はこのような感じです。
朝6時。お食事当番の方が牛笛を鳴らすと弓場の犬たちも一緒に遠吠え!
牛笛の音をきいて、少しずつ朝食を食べるためコジーニャ(食堂)に人が集まってきます。
朝食には手作りのパンやフルーツジャム、ヨーグルト、白米や味噌汁、農場でとれた生卵などが並びます。
7時には農作業をするためトラクターの荷台に乗ってみんなで畑へ向かいます。月水金はオクラ畑でオクラの収穫、火木はオクラのパッキングなどの作業をすることが多かったです。
オクラのパッキングをしないときは、ジャム作りのお手伝いをすることもありました。
グアバ(ゴイアバ)をミキサーにかけて種を取り除いて、よくかき混ぜながら砂糖と一緒にゴトゴト煮詰めたらできあがり。ほかにご飯のおともの油味噌の作り方を教えてもらいました。どちらも朝食時に食べることができたのですがとてもおいしかったです。
11時はランチタイム。午後1時からまた農作業やオクラのパッキング作業。3〜4時くらいには作業が終わり、夜6時15分に夕食。その後は共同風呂に入ったり、弓場の方々はバレエやコーラスの練習をしたり、と過ごし方はそれぞれ。
弓場はお酒好きの方が多くて、お酒がある時にはお酒やおつまみをいただきました。農作業のあとのお酒は最高においしかったです、笑。
弓場農場にはいつも私たちのような訪問者がいました。世界旅行中に立ち寄る学生や農業に興味のある学生。最近は私たちみたいに夫婦で訪れる人も増えているそうです。居心地がいいので、当初の予定より長く滞在する人が多いようで、中にはそのまま移住する人も!
農場滞在中は携帯を持ち歩いていなかったので写真はあまりないのですが、少ない写真を何枚か。
コジーニャの斜向かいに旅行者が宿泊できる建物が。
宿泊場所です。3つの部屋に分かれていて、男女別になっています。
裏にはマンゴーの木がたくさん生えていました。
数種類あるそうですがこのマンゴーの旬は1月以降とのこと。たわわになってます。
素敵な畑もあります。見習いたい!!
かっこいい彫刻が並ぶ広場があったり、図書館や資料館もありました。
みんなで協力しながら分担しながら素敵な生活を築き上げているのが実感できました。そして印象的だったのは生活の中に芸術があるということ。コジーニャや図書館にはピアノがあるのですがみな代わる代わる演奏していたので、いつもどこかで音楽が流れていたのがとても心地よかったです。
もう一つ印象的だったのは弓場の子供たちがとても利発だったこと!たくさんの大人や訪問者に囲まれて育つからでしょうか。
私たちが訪れた時期は11月中旬で、クリスマスのバレエや演劇の発表会に向けての練習がはじまっていました。芸術しながら農業する。真剣に働き、真剣に遊ぶ。それが弓場農場の方々の生き方なんだな、と実感。
弓場の方々はみなさんとても温かくてお別れのときにジャムやほうきなどをいただきました。お見送りに出てきてくださった方々も多くいて本当に嬉しかったです。最後は弓場の方が用事ついでにトラックでバスターミナルまで送ってくださりました。本当に感謝しかありません!いつかまた絶対に再訪したいです!
さて弓場で過ごしたあとは、カンポグランジへ。
〜ブラジルその5につづく〜