2020年の報告によると、アメリカにおけるスマホ利用者の毎月の平均データ通信量は約7GBで、利用料金の平均は約70ドル。
以前書いた記事に登場するハワイ島ヒロ在住の4人家族は、電話代で毎月300ドルかかっていました。
私も昔はVerizonやAT&Tで2年契約プランに入り、月に70ドルくらいは払っていました。
でも今は毎月たったの17ドル(4GBのデータ容量込み)で済んでいます!
平均的なスマホ利用者が年間840ドル払っているあいだに、私は一年で600ドルくらい得している計算です。
どうしてスマホの通信代を安く抑えられているかというと、格安SIMに加入しているから。
大手携帯会社(アメリカならAT&T, Verizon, T-Mobile, etc.)のインフラを借りて音声通信やデータ通信のサービスを提供している。
大手携帯会社と違って店舗がないため、家賃や人件費などの維持費を最小限に抑えることができることから回線を安く提供できる。
格安SIMを提供している事業者はいろいろですが、私が最近利用しているのは Mint Mobile。
今のところ非常に快適で、かなりおすすめです。
なので今回は携帯料金を下げたいけど格安SIMとかよくわからない人に向けて、格安SIMの購入から設定までの手順を解説したいと思います。
下記リンクから Mint Mobile に申し込むと、15ドルのボーナスがもらえるそうなので気になる方はどうぞ。
参考 Join Mint Premium Wireless from $15/monthMint Mobile
Mint Mobileとは?
Mint Mobile はアメリカで格安SIMを提供している事業者。
携帯会社 T-Mobile のインフラを借りて音声通信やデータ通信のサービスを提供しています。
CMでご存知の方もいるかもですが、俳優のライアン・レイノルズはその共同経営者の一人。
利用前に知っておきたいこと
利用前には、なんといってもSIMロック解除(アンロック)されたスマホが必要です。
また、Mint Mobile は T-Mobile の GSM ベースのネットワークで動作するため、使用するには GSM ベースの携帯電話が必要になります。
- GSM ベースのネットワーク:AT&T、T-Mobile
- CDMA ベースのネットワーク:Sprint、Verizon
ちなみに、通常、SIMロック解除されたスマホは Verizon のような CDMA ベースのネットワークではなく、AT&T や T-Mobile のような GSM ネットワークに対応しています。
もちろん両方に対応している機種もありますが、CDMA のみに対応している機種では、Mint Mobile(T-Mobile)がサービスに採用している周波数帯に接続することは難しいはず。
ひかり
Mint Mobile の格安SIMプランを注文してみる
まずは Mint Mobileのサイトへアクセス。
住んでる場所と使用しているスマートフォン機種が Mint Mobile に対応しているかは事前に確認できます。
私の住むハワイ島ヒロで確認したら、ぼちぼちの結果。
料金はというと、最初の3か月間は、下記のお試し価格で利用できます。
そして、4か月目以降の料金は次のとおり。
4 GB | 10 GB | 15 GB | Unlimited | |
---|---|---|---|---|
3 months | $25/month | $35/month | $45/month | $40/month |
6 months | $20/month | $25/month | $35/month | $35/month |
12 months | $15/month | $20/month | $25/month | $30/month |
3か月・6か月・12か月のいずれかのプランを選ぶことになるんですが、12か月プランが一番お得です。
お試し期間と同じ価格で利用できます。
- 契約プランのデータ容量を超えてデータ通信を利用すると、データ通信の速度が制限されます。
- Unlimitedプラン加入者のみ:月に35GB以上のデータ容量を使用すると通信速度が低下されます。また、ビデオストリーミングは標準画質(480p)が上限。ホットスポット利用は5GBまで。
私は一番安い、データ容量4GBの月額15ドルの3か月プランに申し込みました。
3か月分の料金45ドル(= 月額$15 x 3)をまとめて払います。
Recovery fee と Tax を足すと、合計51.25ドル。
つまり1か月あたり約17ドル(= $51.25 ÷ 3)の計算です。
受け取り
注文してから4日後にSIMキットがFedExにて到着!
写真のように、なぜかSIMカードが2つも入ってました。
調べたら左のキットが私が注文したもの。
右のキットは7日間お試しで使えるもので、なんと「友人や家族にあげる」用でした。
利用者拡大のため、無料で配ってるみたいです。
(せっかくなので夫にプレゼント)
ちなみにまったく同じものが米国アマゾンでも売られています:
セットアップ(設定)
これがセットアップに必要なキット。
SIMカードとSIMピン(SIMカードスロットを開けるために使う)。
セットアップのための大まかな手順も書いてあります。
セットアップの手順
以下にセットアップの手順をまとめてみました(iPhone使用)。
iPhone 側面の SIM カードスロットの穴を SIM ピンでしっかり突き差します。
SIM カードをそっとカードから取り外し、SIMカードスロットに設置。
なので上の画像にあるように Nano サイズに合わせてSIMカードを取り外しました。
ご利用機種のSIMカードのサイズがわからなければ「iPhone 12 sim type」などとググればOK。
このカードスロットを再びiPhoneにしっかり挿入。
「Activate your plan」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
11ケタの Activation Code を入力して「Continue」をクリック。
次のような画面が表示されます。
ここでは電話番号を設定します。
新しい電話番号を設定する場合は「Get a new one(新しい電話番号を設定する)」を、今使っているものを引き継ぐなら「Keep your current one(現在使用している電話番号を継続して使う)」を選択。
私は使っている番号を引き続き使うので、次のような画面が表示され、電話番号と郵便番号を入力。
そして、現在利用中のキャリアを選択。(本例では T-Mobileプリペイドからの移行)
そのキャリアのアカウント番号、PIN番号またはパスワード、および郵便番号を入力。
(ちなみに T-Mobileプリペイドのアカウント番号が見当たらなかったので調べたら電話番号を入力すればOKでした)
以上を入力したら、30分後くらいに「番号の移行ができたよ〜」と連絡がきました。
パスワードを設定したら「SIMカードを挿入してね」という画面が表示されます。
SIMカードは STEP.2 で 挿入済みなので「Skip, I’ve installed my SIM card」ボタンをクリック。
最後にスマホを再起動。
再起動後にアプリを起動すると、こんな画面が表示されます。
これにて設定完了!!
使用感
私の住むハワイ島ヒロ市内では5Gまたは4G(LTE)に問題なくつながりますが、プナ地区にある農園では繋がったりつながらなかったり。
濃い緑色で塗られたのエリアは基本的に大丈夫そうな感じがします。
観光客も多いからか、ハワイ火山国立公園でのつながり具合は良かったです。
これはヒロ市内で4G(LTE)につなげたときのスピードテストの結果。
ちなみに一瞬5Gにつながったときには異常値が出ました。
爆速!!
あと、私が加入している最安のプランではデータ容量はたったの4GBですが、1か月利用してみても4GBの半分くらいしか使い切れず。
基本的に外出先で動画を観たり、とヘビーに使わないのでそんなにデータ使わない感じです。
というわけで、今のところ価格以上のサービスが得られているので、これからも Mint Mobile を利用しつづけようと思います。
ちなみに下記リンクから Mint Mobile に申し込むと、15ドルのボーナスがもらえるそうなので気になる方はどうぞ。
参考 Join Mint Premium Wireless from $15/monthMint Mobile