食べどきが食感を大きく左右する!ビリバを栽培・収穫して食べてみた

以前も紹介したビリバ

前回は収穫のタイミングが旅行と重なり、市場で買ったビリバの食レポとなりました。

しかし今回は自分たちで栽培したもの。感動もひとしおです。

見てください、このずっしりとした大きな実を!

(写真は収穫の翌日に撮影したもの)

雑に扱うとあっという間に黒く変色してしまうので、実はタオルを敷いたクッションの上に配置。

 

ビリバは地域によってさまざまな形とサイズのものがありますが、見分けるポイントは主に2つあるそうです。

特徴の1つ目は、表面がやわらかな突起で覆われていること。

特徴の2つ目は、上の写真のように、柄と実が接触する部分に木質状の太い輪があること。

 

ひっくり返したビリバ。ところどころに亀裂が入ってるのが見えます。

 

ビリバの基本情報

学名 Rollinia deliciosa(バンレイシ科ロリニア属)
英名 Rollinia, Annona mucosa, Biribá, Lemon meringue pie fruit, Wild Sugar-Apple
別名 ロリニア
原産地 南米
おすすめ度 ★★★★☆

 

ビリバの栽培(結実〜収穫)

ビリバが結実しているのを確認してから収穫するまでの様子を、かるく写真で追ってみます。

 

1月中旬:結実を確認

 

2月上旬

 

3月上旬

 

4月上旬

 

5月中旬

 

6月中旬:実の突起部分が黄色くなる

 

1週間後の6月下旬:収穫!

写真のように、まだ青みが残ってる段階で実を収穫しました。

 

ビリバのサイズ感

横幅およそ17センチ。

高さはおそよ14センチ。

重さは1863グラム。

2 kg 近くあるのだから、どうりで重たいはずです。

 

ビリバを食べてみた

今回はビリバを追熟させずに、収穫翌日の実をカットして食べました。

ビリバは追熟すると、スライム状のねっとりとした食感になります。

なのでさっぱりとした食感を味わいたい場合は、あえて追熟させず、少し青みが残った状態の果実をカットして食べるのがおすすめ。

半分に切ってもかなりの大きさ。

柄の部分と種は食べられないので取り除きます。

8等分にカットしてもかなりの量。

果肉は白く透明感があり、見るからにおいしそうです。

さわやかな柑橘系の酸味もありながら甘くてジューシー。

上品な味わいで、まるで高級フルーツを食べたかのような気分になります。

あっという間に消えました。ごちそうさまでした。

 

ビリバの糖度

せっかくなので、ビリバの糖度を計測(使用した糖度計


結果、ビリバの糖度は12.8%くらいでした。

 

ビリバの種

ビリバの種です。

以前食べたものには80粒近くも入ってました

種が多く含まれるため、果肉を食べる際にはわりかし邪魔です。

長さも2センチほどあるので、なかなかの存在感だということがわかります。

 

まとめ

以前はしっかりとビリバを追熟させてから食べた結果、ねっとりとしたその食感が気になりました。

しかし今回は収穫のタイミングと食べどきに気をつけたことで、アテモヤやチェリモヤにも負けず劣らずおいしいビリバを食べることができました。

アテモヤやチェリモヤに比べ、ビリバはハワイ島で栽培も簡単なのでおすすめです。