先日、メリーモナークのクラフトフェアが開催されていたので、ナニ・マウ・ガーデンズへ行ってきました。
雨が降ったりやんだりの落ち着かない天気でしたが、多くの人でにぎわっていました。
クラフトフェアの様子については下記の記事に簡単に書きました。
せっかくなので、植物園も見学しました。
日本語の石碑がありました。
ナニ・マウ・ガーデンズの「Nani Mau」はハワイ語で「Forever Beautiful(永遠に美しい)」という意味です。
日本人移民のマカト・ニタハラさんがパパイヤ農園だった 20 エーカーの土地を熱帯植物園に変身させたのが始まりで、現在はカリフォルニア出身の新しいオーナーが管理しているそうです。
丘の上には釣り鐘もあります。周囲には竹林が茂っていて、小さな日本庭園もあります。
釣り鐘は珍しいからか、訪問客が代わるがわる鳴らしていました。
園内はおおまかに花、ヤシ、フルーツのエリアにわかれています。
ランは屋根付きのエリアに植えられていました。さまざまなランが咲いていてきれいでしたよ。
ラン以外にも、ジンジャーやハイビスカスなど熱帯の色とりどりの花が咲いていました。
突然のスコールで雨宿りしたら、かわいい猫と一緒になりました。
一番興味のあるフルーツのエリアに向かっていると、大きな実をつけた存在感たっぷりの高木がありました。
ホウガンノキ(Cannonball Tree)という木なのですが、名前のとおり「砲丸」のように大きな実(15〜20センチ大)がたくさんなっていました。
ホウガンノキの球状の外殻は木化するため容器として利用され、中のやわらかい果肉は飲料として利用されるそうです。ただ悪臭を放つため、敬遠されがちなのだとか。
なのでもっぱら観賞用として、世界各地の植物園や温帯圏の温室で栽培されているそうです。
悪臭は嫌ですが、どんな味なのか気になります。。
目的のフルーツエリアでは、予想以上にたくさんの種類のトロピカルフルーツの木が育っていました。
これは丸々と大きなサポジラ。
これは淡いピンク色の小さいミズレンブ。たくさんの実をつけていました。
カカオの木も 10本くらい育っていました。実もいっぱいなっています。
これはスリナムチェリー。
サワーソップの大きな実も育っていました。
ハワイ島東部ではあまり見かけないチェリモヤも元気に育っていました。
これはブラジルチェリーの木。
白い花が咲く横で、実もたくさんできています。食べ頃のいい色をしています。
ほかにもケガキ(ベルベットアップル)、レンブ(マレーフトモモ?)、ミラクルベリー、ジャボチカバなどが育っていました。
珍しいフルーツがなっている様子も見れて大満足でした。
ただ、ナニ・マウ・ガーデンズはオーナーが変わってすぐに一度訪れたことがありましたが、その当時と比べると、植物園全体の手入れが行き届いていない印象を受けました。
舗装道路が落ち葉や実でぐちゃぐちゃになっていたり、雑草が伸び放題の場所があったり。建物の屋根も一部穴が空いていたりして老朽化していました。
きっちり手入れされたらとても素敵なのにもったいないなと思います。
また、今回はクラフトフェア見学のついでにたまたま寄ることができましたが、別の日に訪れたら、ツアー客以外は植物園の見学を断られたという声もありました。
訪問するなら事前に確認するなど注意したほうがよさそうです。
興味のある方はぜひ!
公式サイト:Nani Mau Gardens