ハワイ島ヒロの市場でたまたま見かけたこの黄色くかわいらしいフルーツ。
ぱっと見、柑橘系のフルーツに見えなくもないですが、意外なことに「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチンの仲間なんです!
その名もレモン・ドロップ・マンゴスチン。
いったいどんなフルーツなのか、本記事で深掘りしたいと思います。
レモン・ドロップ・マンゴスチンの基本情報
学名 | Garcinia intermedia(フクギ科フクギ属) Rheedia edulisと分類されることも。 |
英名 | Lemon Drop Mangosteen |
別名 | Mameyito |
原産地 | メキシコ南部、中米、南アメリカ北西部 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
レモン・ドロップ・マンゴスチンはメキシコ南部から南アメリカ北西部が原産のフルーツ。
アジアやアフリカで果樹あるいは観賞用に栽培されています。
生でそのまま食べることが多いですが、ジャムに加工されることもあります。
木は害虫や病気に対する耐性があるので木材としても利用されるそうです。
レモン・ドロップ・マンゴスチンの旬はいつ?
レモン・ドロップ・マンゴスチンは一年を通して花や実をつけます。
米国領のプエルトリコでは 6月〜8月に集中的に多くの実をつけるとか。
実が黄色やオレンジ色で、触ったときにまだハリがある状態が食べ頃です。
レモン・ドロップ・マンゴスチンを食べてみた
市場で買ったレモンドロップ・マンゴスチンの長さは 2〜2.5センチくらい。
果皮はツヤツヤとしていてなめらかです。
半分に切ると、白または透明の果肉が姿をあらわします。
果肉の色や見た目はマンゴスチンにそっくりです!
黄色い皮は薄めで紙のような質感ですが、なかなかきれいにはむけません。
果肉をまるごと口の中に入れると、懐かしさたっぷりのレモンキャンディーのような味わいが口の中に広がります。
味はレモンに似ていますが、酸味はほとんどなく、意外と甘いです。
そのうえ食感はマンゴスチンとそっくり!
余談ですが、甘いものを食べたあとにレモン・ドロップ・マンゴスチンを食べるとめちゃくちゃすっぱく感じます。
レモン・ドロップ・マンゴスチンのタネ
これは取り出したタネ。
レモン・ドロップ・マンゴスチン1個あたり、このようなタネが大小2〜3粒入ってます。
タネが大きく可食部(食べれる部分)が非常に少ないのは残念です。
可食部が少ないという意味ではカカオやミラクルベリーにとても似ています。
ちなみに栽培用にするため、タネの表面の皮はピンセットを使って取り除きました。
タネの皮をむいたら枝豆みたいになりました。
面倒ですがこの作業をしてからタネをまくと、発芽までの期間が短くなる気がします。
まとめ
今回初めてレモン・ドロップ・マンゴスチンを食べましたが、想像以上においしくて食べはじめたらいつの間にか次から次へと口に放り込んでいました。
樹高は 5〜8メートルと低めで病気や害虫にも強いので、栽培も比較的簡単そうなので今から期待に胸がふくらみます!