アイスクリームバナナは実際アイスクリームの味なの?栽培・収穫して食べてみた

以前から栽培していた「アイスクリーム・バナナ」がついにうまく育ったので、先日初めて収穫して食べることができました。

 

アイスクリーム・バナナとは?

アイスクリーム・バナナはブルー・ジャヴァ・バナナ(Blue Java banana)とも呼ばれるバナナで、ほんのり青みがかった色をしています。低温にある程度の耐性があり、風に倒れにくいバナナと言われています。

一般的に地面に植えてから15〜24か月で花(花序かじょ)が出て、バナナが収穫できるまで115〜150日かかるとされています。

 

アイスクリーム・バナナ栽培と収穫の記録

MEMO
以下はハワイ島プナ地区の標高約330メートルの土地で栽培されたアイスクリーム・バナナの記録です。

 

8月中旬。バナナの花(花序)をつけた状態のアイスクリーム・バナナ。

余談ですけど、写真を撮ったらたまたまかわいい生物が写り込んでいました。
見えるでしょうか?

拡大してみます。

これはGold Dust Day Gecko(ヒロオヒルヤモリ)という爬虫類です。それもしっかりカメラ目線!

ヒロオヒルヤモリはマダガスカル北部に分布するヤモリの一種で、1970年代にオアフ島に8匹が放たれてからどんどん個体数が増え、ハワイ島でもあちこちで見ることができます。

目の周りがブルーで、顔や背中にオレンジ色の線が入っていて、その鮮やかさに見とれてしまいます。

虫や花の蜜などを食べるので、写真のようにバナナの木の上にいるのをよく見かけます。

 

このアイスクリーム・バナナが収穫できたのは11月中旬。上の写真から約3か月経過した頃です。

収穫して本数を数えたら44本ありました。

アップルバナナやその他のバナナが100本以上穫れることを考えると半分以下の本数ですが、これまで栄養状態が悪かったからか環境が悪かったからかうまく育たなかったことを考えると十分すぎる本数です。

 

これを一週間くらい放っておくと、下の写真のようにだんだん黄色く色づいてきます。

これはまだ青くて若い状態のもの。

これは一部が黄色く熟してきた状態のもの。

そしてこれはだいぶ黄色く食べ頃の状態のもの。

一房あたり7〜9本ほどバナナがついてます。

適当に定規で測ってみたら約16センチの長さでした。

通常18〜23センチなので、少し小さめです。

 

アイスクリーム・バナナの味は?

アイスクリーム・バナナは皮の表面がソフトで皮が分厚かったです。

甘みもありますがどちらかというと酸味のほうが強く、食感はふわふわで、食べると口の中であっという間に溶けました。

バニラアイスクリームのような風味を期待していましたが、どちらかというとアイスクリームのような口溶け感があるからこの名前がついたのかもしれません。

 

たまにヒロのファーマーズ・マーケットで売られているのを見ることがありますので、機会があればぜひ食べてみてくださいね!

 

(参考文献)