2年くらい前に小さいポットに入れたまま、存在をすっかり忘れていたウベ(ダイジョ、大薯)。見たらすっかり葉っぱが枯れていたので、意を決して掘り出してみました。
ウベは「ウベアイスクリーム」を食べたことのある人であればご存知のはず。アメリカならスーパーで売られているMagnoliaブランドのウベアイスクリームが有名ですね。
Photo by Brendan Lim
ウベとは?
ウベはヤムイモというイモ類の一種で東南アジアが原産。フィリピンで広く栽培されていることでも有名で「ウベ」という名前もフィリピン語。日本ではダイジョと呼ばれ、アメリカではパープルヤムやウォーターヤム (Water Yam) とも呼ばれます。日本では沖縄や奄美大島などの熱帯気候で栽培されているらしいです。
ウベはツル性なので、支柱に絡みつかせて栽培していました。苗が枯れ、掘り出してみると、およそ長さ17cm〜25cmの大きなウベが3本採れました!紫色のサツマイモにも似てますが異なる品種です。
掘り出したウベをよく洗い、ひげ根を取り除いて乾燥させ、調理に用いてみました。
ちなみに、皮が白いものや赤いものなど、様々な品種があるようですが、掘り出したものは皮も中身も紫色でした。
これをおろし器でおろすと、驚くほど粘つきます。
長いも(とろろ)とか比じゃないです。
クックパッドのレシピを見て、適当な大きさに丸めて海苔をまいて磯辺焼き風にしてみました。
表面の色が薄くなるまで揚げたら、外はカリっ、中はモチモチ!ウベ自体の味は特に感じませんでしたが、海苔+しょうゆでおいしくならないわけがないですね。
生でも食べられるということで、ほかにも短冊切りにしたり、トロロにしたり、と色々な方法で食べてみましたがどれもイケました!
唯一の欠点は、基本的に栽培に10ヶ月〜1年くらい時間がかかることでしょう。しかし、この食材はかなり重宝しそうなので、数を増やそうと思います!