先日、クレジットスコアの仕組みやスコアの上げ方について書きました。
その後、クレジットレポートを入手したので、その手順をまとめました。
クレジットレポートとは?
アメリカにはExperian、TransUnion、Equifaxという三大クレジットビューロー(信用情報機関)があります。これらのクレジットビューローは、あなたのクレジットカードや住宅ローンの利用や返済に関する履歴(クレジットヒストリー)を大量に集めます。
この大量に集めた情報をもとに、上の3社はクレジットレポートを発行します。
クレジットレポートに掲載される情報は次のとおり。
クレジットレポートの内容
- 口座情報(これまでに開いたクレジットカード、銀行口座、ローンの口座など)
- 返済履歴(毎月必要な支払いをきちんとしているか)
つまりこのレポートを見れば、私たちがお金の貸し借りに関してどれくらい信用のおける人間かがわかってしまうのです。
そして私たちが新たにクレジットカードに申込んだり、ローンを組んだりしようと思ったときに、そのお金の貸し主(金融機関)はこのレポートを見たうえで、お金を貸すかどうかを決めるのです。
ひかり
Experian、TransUnion、Equifaxの3社はそれぞれクレジットレポートを発行するので、一人につき3種類のレポートが存在します。
この3つのレポートを入手する方法を以下に説明します。
無料のクレジットレポートを手に入れてもクレジットスコアはわかりません。
クレジットレポートを無料で手に入れるには?
クレジットレポートは12か月間に1回、Experian、TransUnion、Equifaxの3社からそれぞれ無料で入手できます。
ひかり
アメリカの連邦法「Fair Credit Reporting Act(公正信用取引法)」で、消費者の権利を守るためそのように定められているからです。
なお、クレジットレポートを入手するために必要なものは下記の4点。
クレジットレポート取得に必要な情報
- 名前
- 住所
- ソーシャルセキュリティーナンバー(アメリカの社会保障番号)
- 生年月日
クレジットレポートを入手するために利用するサイト
利用するサイトは AnnualCreditReport.com です。このサイトはFTC(連邦取引委員会)が唯一認めているサイトです。
トップページの見た目はこのような感じ。
似たようなサイトがたくさんあります。サイトを間違えないよう気をつけましょう!
クレジットレポートを入手するための手順
それでは実際にクレジットレポートを手に入れてみましょう。手順で表示される画像はクリックすると拡大できます。
自分の名前、生年月日、ソーシャルセキュリティーナンバー、現住所(米国内)、現住所での居住年数が2年未満の場合はそれ以前に住んでいた住所も入力します。
ひかり
クイズの内容は「これまで住んだことのある都市」や「住居のストリート名」などについてでした。
クレジットレポートはExperian、TransUnion、Equifaxの3社からそれぞれ取得できます。一度に3社すべてから取得することもできますし、1社分だけを入手することもできます。必要なものの左横のチェックボックスにチェックを入れます。
私は一度に3社すべてからレポートを取得したのですべてにチェックを入れました。
選択したら「Next」ボタンをクリック。
名前や内容が間違っていないか確認します。
クレジットレポートにはどのような内容が表示されるかというと
例えば、5年以上前に返済したローンの情報や、現在所有している銀行やクレジットカード会社がいつ私のクレジットレポートを取り寄せた(inquire)かが細かく表示されます。
驚きだったのは、所有していないカード会社が30回近くも私のクレジットレポートを繰り返し取り寄せていたこと。この会社、DMがしつこかったので、しびれを切らして昨年連絡を入れてDMを止めてもらったんです。そのため、現在はDMは送られてこないですし、クレジットレポートも取り寄せられていないようで一安心。
必要であればクレジットレポートを印刷しておきましょう。
ひと通り内容を確認して問題がないようであれば、画面上に表示される「Get your next report or finish」ボタンをクリック。
すると下のポップアップが表示されました。Experianのアカウントを作成すれば30日ごとにExperian社のクレジットレポートにアクセスできるとのこと。
今回はスルーして「Go Back to AnnualCreditReport.com」ボタンをクリックします。
TransUnionのページへ移行します。
先ほど入力した名前、生年月日、ソーシャルセキュリティーナンバーと現住所の情報が合っていることを確認したら「CONTINUE」ボタンをクリック。
すると本人確認のためのクイズが始まります。
回答し終わったら「NEXT」ボタンをクリック。
TransUnionのクレジットレポートが表示されます。
内容を確認し、必要であれば印刷しましょう。
確認したら画面右上の「Get your next report or finish」ボタンをクリック。
画面に「Are you sure you’d like to return to AnnualCreditReport.com?」というメッセージが表示されるので、「Yes, I want to return to AnnualCreditReport.com now.」のリンクをクリックします。
ソーシャルセキュリティーナンバーの末尾4桁を入力し「CONTINUE」ボタンをクリック。
まともや本人確認のためのクイズが始まります。
しかし回答をすると、「Online Delivery Unavailable(ネットではクレジットレポートを取得できません)」というタイトルのページが表示されました。
ここにきて、Equifaxのクレジットレポートはネット上で確認できないことが判明(2018年9月現在)。
昨年のEquifaxの個人情報流出発覚以来このような状態が続いており、現在は郵送でしかクレジットレポートを取り寄せられないそうです。
Equifaxのクレジットレポートを取り寄せるには、申請書類+本人確認ための書類を2通(ソーシャルセキュリティーカードのコピー+運転免許証のコピー)同封しなければならないとのこと。
ひかり
ということで、私はEquifaxのクレジットレポートを取り寄せるのをひとまず見送りました(泣)
追記:Equifaxのクレジットレポートを確認する方法
EquifaxのクレジットレポートはCredit Karmaというサイトを使えば確認できることがわかりました。
Credit Karmaの登録手順については下記のページをご覧ください。
Credit Karmaでクレジットレポートを確認するための手順は以下の通りです。