どんな荒れ地でも育つといわれるキャッサバ(マンジョカ)。
ヒロのナーサリーでたまたま苗が売られていたので土地に植えて栽培していました。
ハワイの日光と雨をたっぷり浴びてみるみる成長。
先日、植えてから一年が経過したので、ついに収穫しました!
簡単に根を引き抜くことができました。
大量です!
掘り出した時点から風味はどんどん落ちるので、家に帰ったらすぐに処理します。
注意:
キャッサバ(の主に皮)には毒性のあるシアン化物が含まれるため、水に数時間つけて毒を出すための下処理することが必要です。このような手間がかかるため、日本では取扱いが禁止されているようです。
水で洗ったキャッサバ。
<下準備>
調理前に皮をむいて適当な大きさに切ったキャッサバを水に数時間つけます。
==============================================
今回私たちはこのキャッサバを使って、ブラジル料理のファリーニャとタピオカ粉を作りました。その手順を自分のためにも以下に記録しておきます。
1. 数時間水につけておいたキャッサバを水から取り出して水を捨てます。
2. そしてキャッサバを少量の水と一緒にミキサーにかけます。
3. ミキサーから取り出したキャッサバを水洗いしたあと布で濾します。濾した固形物はファリーニャの材料に、液体の沈殿物はタピオカ粉の材料になるのでどちらも捨てないでください。
<ファリーニャ作り>
濾した固形物の方をフライパンでカリカリになるまで炒めたら完成!
アサイーボウルの上にのせて食べました。
<タピオカ粉作り>
濾した液をこのようなボウルにいれて一時間くらい置くと下にデンプンが沈殿します。
沈殿したデンプンを流さないように、上澄み液(ほとんど水分)だけを捨てます。
水を捨てたら、デンプン液にまた水を足してさらに一時間放置。下にたまったデンプンを流さないように上澄み液だけを捨てます。この作業を合計3回くらい繰り返しました。
そうして精製されたデンプンは自然乾燥させたものがタピオカ粉。様々なブラジル料理の材料として使えるようになります。
◎タピオカ粉で作ったポンデケージョ
モチモチ食感!
◎タピオカ粉で作ったタピオカクレープ
処理に注意と時間とかかりますが、キャッサバをおいしく食べることができとても勉強になりました。
キャッサバは強い植物なので、収穫後、茎の部分を10cm間隔に切ってまた別の場所に植えてみました。これだけでまた次世代のキャッサバが生えてくるというからスゴイ。
うまく育ったらまたレポします!