ハワイ島でレンタカーを運転する際の注意点・走行禁止エリア

ハワイ島はノンストップでも一周するのに最低6時間はかかります。

「効率よく観光したい」と思っているならレンタカーで周るのがとても便利です。ハワイ島は田舎なので、普段から運転してる人にとっては比較的簡単だと思います。

でもハワイ島ならではの注意点もあるので、今回はレンタカーする際の注意点やあらかじめ知っておくといい情報をまとめてみました。

ハワイ島でレンタカーを運転する際の注意点

ハワイ島の夜は暗い

ハワイ島ではマウナケア山頂の天体観測に配慮して街灯が少なめです。街灯の色もオレンジ+グリーンで暗めの設定です。

また、冬のハワイ島は日の入り時刻が早いので注意しましょう。

ハワイの日の入り時刻

  • 7月(夏) 19:15分頃
  • 11月(冬) 17:50分頃

ハワイ島の天気は変わりやすい

ハワイ島は標高差があるので天気が変わりやすいです。

特にヒロ側は非常に雨が多いです。365日中272日も雨が降ります。

また、マウナケア山のふもと近くのサドルロード(Saddle Road)は標高が高く気温が低いため、夜は霧(fog)が発生しやすいです。

夜間、濃霧と大雨の中、暗い道を運転することになるかもしれません。

ひかり

レンタカーのワイパーとフォグランプの位置を事前に確認しましょう!
夜サドルロードを走ることになるケース
  • コナ側に宿泊していて、ハワイ火山国立公園を出るのが夕方〜夜の場合
  • マウナケア山頂で日の出や日の入りを見る場合

譲り合いの精神が大事

ハワイ島の島民の運転マナーは全体的にいい傾向があります。

特に通勤時間外は制限時速(speed limit)を守ってお互いに道路を譲り合うことがしょっちゅうあります。

できるだけ思いやりのある運転を心がけましょう。

運転中の携帯端末の使用はNG

携帯端末(スマホ、GPSなど)を操作しながらの運転は法律で禁止されています。赤信号やストップサイン(止まれ)で停車している場合もダメです。

携帯端末を使う場合は、道路脇や駐車場などに車を止めエンジンを切ってから使う必要があります。

端末を操作せずに通話ができるハンズフリーデバイスはOKです。

ハワイ島の私服警官たち

ハワイ島では警察車両を見かけることがほとんどありません。

基本的に警官は個人の車に青いライトバー(警光灯)を載せたものを社用車として使っています。

コナとヒロを結ぶサドルロードでよくスピード違反をした車が捕まるのを見かけます。

ガソリンスタンド

ハワイ島のガソリンスタンドはセルフ式で自分で給油しなければなりません。

支払いは現金またはクレジットカードになりますが、日本で発行されたクレジットカードは併設店舗内でしか使えないので注意が必要です。

給油と支払いの方法については下記のサイトが詳しいです。

参考 ハワイを含むアメリカのガソリンスタンドで日本のクレジットカードは使用不可? 試してみた。measureTrip.com

ハワイのガソリン価格はアメリカ本土に比べて高めです。

1ガロン = $3.80くらい(1ガロン = 約3.7リットル)

満タンにするのにかかる金額は車のサイズによりますが

12〜15ガロン入るセダンなら$45〜$57
21ガロン入るタコマのようなピックアップトラックなら$80

かかる計算になります。

ガソリンスタンドの場所と価格(ハワイ島ヒロ)は下記のサイトで随時更新されるのでチェックしてみてくださいね。

参考 Top 10 Lowest Gas Prices & Best Gas Stations in HiloGasBuddy
サドルロードを走る前に。。。
コナとヒロを結ぶサドルロード(Saddle Road)を走る場合は、事前にガソリンの残量を確認しましょう。残量が半分以下なら給油したほうがいいです。ひとたびサドルロードに入ったらガソリンスタンドは2〜3時間くらいありません。

ハワイ島の法定速度

ハワイ島の法定速度はだいたいこんな感じです。

  • 学校の近く:25 mph(40 kph)
  • 主要道路11号と19号ハイウェイ:45〜55 mph(72 kph)
  • コナとヒロを結ぶサドルロード(200):55〜60 mph(89〜97 kph)

法定速度より速い速度で走るとパトカーにチケットを切られる可能性があります。

左ハンドル

ハワイ島ではアメリカ本土と同じ左ハンドルです。右折・左折するときは注意してください!

レンタカーの走行禁止エリア

ハワイ島ではレンタカー(普通車・4WD・AWD)での走行を禁止されているエリアがあります。

マウナケア山のオニヅカセンターから山頂へとつづく道(Mauna Kea Summit)

99%のレンタカー会社は、オニヅカセンター(Onizuka CenterまたはVisitor Information Station)から先のマウナケア・アクセス・ロードの走行を禁止しています。

唯一、走行を許可しているのがHarper Car and Truck Rentalです。一度ここで車を借りてマウナケアへ行ったことありますが、サービスも車もよかったですよ。

ワイピオ展望台から谷底へとつづく山道(Waipio Valley)

ワイピオ展望台から谷底へと下る山道は走行が禁止されています。

ここの下り坂の勾配は平均で25%、最大で45%にもなります。道幅は狭く、道路は上り下りを兼ねているのでさらに狭くなります。車同士ですれ違うときは、下る車は上る車に道を譲らなければなりません。

また、谷底では土地を先祖から代々引き継いできたハワイアンの人々が多く住みます。本来はその人たちが利用するための坂道なので観光目的での車の走行はおすすめしません。

グリーン・サンド・ビーチ(Green Sand Beach)

グリーンサンドビーチへとつづくトレイルの入り口にある駐車場(無料)までは走行OKです。その先の道は非常に道が悪く四駆で走るのも大変です。そのためレンタカーでの走行は禁止されています。

詳しくは下の記事にまとめているので見てくださいね。

マカラヴェナビーチ(Makalawena Beach)

マカラヴェナ(マカラウェナ)ビーチはコナ側にある白い砂浜が美しいビーチですが、アクセスが難しい場所にあります。ビーチにたどり着くまでの道はデコボコで起伏が激しく、4WD(四駆)がないととてもたどり着けません。4WDがない人は手前にある小さな駐車場で車を止めてトレイルを歩いてビーチへ行ききます。

そのためこのビーチへの道はレンタカーでの走行が禁止されています。

ほかにも走行禁止エリアはあるかもしれませんが、私が知っているのは上の4箇所だけです。ほかにあれば随時追加していきます。

ハワイ島で事故が起きやすい場所

マウナケア・アクセス・ロード(Mauna Kea Access Road)

この道は下り坂の傾斜がきついためギアをチェンジしておかないとブレーキがきかなる可能性も。

また霧が出やすいので暗くなってからの運転は要注意です。

2017年にはフランスからの女性観光客が運転していたSUV車の制御がきかなくなり横転して亡くなるという悲しい事故もありました。