ヒロ市内の樹木園で最近マカダミアナッツを収穫しました。収穫後はマカダミアナッツを乾燥させ、堅い殻を割って調理したので、その方法について本記事にまとめました。
マカダミアナッツを収穫するタイミング
ハワイで育てられているマカダミアナッツは、食べ頃になると落果してくれます。
そのため収穫のベストタイミングは落果した直後です。
落果してから時間が経過するにつれ味は落ちるので、おいしく食べるには落果してからすぐ拾ったものがいいとされています。
これが拾ってきたときの状態です。
緑色の皮(果皮)は縦に割れ、割れ目から茶色い種のようなもの(殻皮)が姿をのぞかせます。
三層構造のマカダミアナッツ
マカダミアナッツは、外側から緑色の殻(果皮)、茶色の殻(殻皮)、そして可食部の白い種(仁)という三層構造になっています。
収穫したマカダミアナッツを乾燥させる方法
収穫後、緑色の果皮をつけたままの状態で天日で数日〜1週間くらいおいておきます。
すると果皮の割れ目がどんどん広がり、中の茶色い殻皮が取り出しやすくなります。
これが果皮を取り除いた状態です。
これをまた2〜3週間くらい天日で置いておき、乾燥させます。
十分乾燥すると、茶色の殻皮を振るだけでコロコロ音がするようになります。
鳴らない場合でも、殻皮同士をコツンコツンとぶつけあったり、地面にぶつけたりすることで、中のマカダミアナッツが殻皮からはがれてコロコロ鳴り出すこともあります。
それでも鳴らない場合は乾燥が足りないので、引き続き乾燥させます。
マカダミアナッツを割る道具
マカダミアナッツの殻(殻皮)は非常に堅いので、通常、専用の器具がないと割れません。
しかし市販のマカダミアナッツ割り器は100ドル前後します。たまにしかマカダミアナッツを食べないわが家では今のところこれを買うのは割に合いません!
なので、もっと安価な方法で皮を割ってます。その方法をご紹介します。
マカダミアナッツ・クラッカー(割り器)
このような器具を使ってます。
ハンドル部分がコアラ模様のポップなマカダミアナッツ割り器です。20ドル(約2,200円)くらい。
(マカダミアナッツがオーストラリア原産だからコアラなんだそうです!そしてこの割り器もオーストラリア産)
小型ですがちゃんと割れます。ただコツがいります。
ナッツ(殻皮)の上下にはくぼみがあります。
またそのくぼみを結ぶ線がうっすら見えると思います。
そのくぼみかそのくぼみを結ぶ線上にナッツクラッカーの金属部の先端がフィットするようにナッツを設置します。
するとハンドルを数回まわすとパカっという音がしてこんな風に割れます。
ただ乾燥が足りないなどの理由でうまく割れないこともあります。その場合は少しナッツの位置をずらして再挑戦します。
これを繰り返していると汗だくになります。笑
もっと簡単な方法はないかと色々調べていたら、いい方法が見つかりました。
PVCパイプカッター
それはPVCパイプカッターを使う方法です。
ナッツをこんな風にカッターにはさみ、ハサミのように切断する方法です。
ナッツをはさむときに指を切らないよう気をつける必要はありますが、慣れると作業がだいぶ効率化されます。
また、今のところこの方法で刃が傷ついてるようにも見えません。
これほしい!斬新なマカダミアナッツ割り器
最近は新しいデザインのマカダミアナッツ割り器も販売されています。
オーストラリアで様々な野菜やフルーツを栽培方法を紹介しているユーチューバーが開発した器具です。
ハンマーのような形状で、先端のゴム部分にナッツをはさみ、それを石板に打ちつけるという斬新な方法です。ものすごいスピードでどんどん割ってます。
ほしいと思って調べたら、オーストラリアからアメリカに配送するには100ドルくらいかかるみたいです。。いつかたくさんマカダミアナッツが収穫できるようになったら買おうかなぁ〜。
さて、マカダミアナッツをすべて割り終えました。
クリーム色のナッツ(仁)がとてもきれいです。
殻はこんなに出ました。
殻はバナナの木の下にでもまこうと思います。
マカダミアナッツの食べ方
マカダミアナッツはローストして食べるのがおすすめです。
簡単な方法は、フライパンにバターを溶かしてナッツをローストするという方法です。ナッツはキツネ色になるまでローストして最後に塩をふりかけます。
でも今回はオーブンで90℃(194°F)という超低温で30分ほどかけてローストしました。
途中で数回かき混ぜる以外は何もしていません。
塩もバターも使いませんでしたが、ローストしたマカダミアナッツは風味豊かでとてもおいしかったです。
機会があればぜひ試してみてくださいね!