ひかり
本記事はそんな疑問に答えます。
このような人は要チェック:
- アメリカ生活が長い人
- アメリカで口座を作ったままほったらかしの人
- アメリカで何度も引越しをしている人
未請求資産(Unclaimed Property)とは?
5年前に私はカリフォルニアからハワイに引越したのですが、カリフォルニアで利用していた銀行の支店がハワイにはありませんでした。そのため新しくハワイの銀行口座を開設。カリフォルニア時代の銀行口座はメインバンク以外ほぼほったらかしでした。
アメリカでは、古い口座を一定の期間(カリフォルニア州の場合は3年)放置すると、口座残高はその金融機関から州政府へ渡り、いずれは州の所有物になってしまいます。このように銀行などが保有する所有者に返還できない資産は未請求資産(Unclaimed Property)と呼ばれます。
未請求資産の例
未請求資産は色々ありますが、以下はその一例です。
- 換金し忘れた小切手
- 休眠状態の銀行口座の預金残高
- アパートの保証金(Security deposit)
- 未払いの保険料
未請求資産の有無を確認し回収する方法
自分に未請求資産があるかどうかを確認し、ある場合はどのように回収するのかを解説します。
方法その1
この方法では、以前も紹介したサイトCredit Karma(クレジット・カルマ)を利用します。
さっそくその手順を見てみましょう。
私の場合は名字を入れて、カリフォルニア州に絞って検索しました。検索結果は873件も表示されました。
自分の名前を見つけたら内容をクリックします。
(画像はクリックで拡大します)
未請求資産を返還してもらうには、本人確認および返還請求の必要があるので、カリフォルニア州のサイトへ誘導されます。「Continue on California’s site」ボタンをクリックします。
(画像はクリックで拡大します)
カリフォルニア州では資産の保有者が個人でなおかつその金額が$5,000未満の場合、書類を提出することなくオンライン上で返還請求できます。
スムーズにいけば、返還請求から14日以内に資産が返還されるそうです。
「Claim Relation」プルダウンメニュー:
未請求資産があなた個人の資産の場合は「I am the Property Owner listed on your website」を選択します。SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)・名前・誕生日を入力します。
「Address Type」プルダウンメニュー:
住所が米国内であれば「Physical(現住所)」または「PO Box」を選択。
住所が日本など米国外であれば「Foreign(海外)」を選択。
(画像はクリックで拡大します)
正しく入力したことを確認したら「Continue」ボタンをクリック。Claim ID(請求ID)が表示されるので紙かなにかに控えておきましょう。
「Claim ID」入力欄にSTEP 5で控えたClaim IDを入力し「Search」ボタンをクリック。
(ソーシャルセキュリティーナンバーで検索することもできます)
私はこの方法で、返還請求を申請してから2週間くらいで小切手が現在の住所に送られてきました。
方法その2
上記のCredit Karmaを使わず、直接各州の未請求資産回収サイトを利用することももちろんできます。
簡単にいうと、グーグルで「州名 unclaimed property」と検索し、表示されたサイトでご自身の情報を検索すればOKです。
ほかにも、各州の未請求資産回収サイトをまとめたサイトNational Association of Unclaimed Property Administratorsもあります。
サイトへアクセスし、トップページを下にスクロールすると、アメリカの地図が出てきます。
該当の州を直接クリックするか、右上の「Search your state or province」ボタンをクリック。
該当の州をクリックすると、その州の未請求資産回収サイトに飛びます。
右上の「Search your state or province」ボタンをクリックすると、画面左側に州名が表示されます。
該当の州をクリックしたら、その州の未請求資産回収サイトに飛びます。
州の未請求資産回収サイトでは、方法その1・STEP4でご紹介したような方法でご自身の情報を入力・検索すればOKです。
まとめ
アメリカでは400億ドルにものぼる未請求資産があるそうです。
未請求資産があるかもしれないと心当たりのあるなら、大切なお金が州のものになってしまう前に、ぜひチェックしてみてくださいね。