アメリカで唯一の熱帯雨林動物園のヒロ動物園がとてもエモい件

ヒロ動物園は1978年にオープンした動物園(パナエワ・レインフォレスト動物園)。

ハワイ郡が運営しており、12エーカー(東京ドーム約1個分)の敷地内には、高温多湿の環境に適応できる80種類以上の動物が飼育されています。

ヒロダウンタウンからは車で15分ほどの場所にあり、入園料も駐車料金もなんと無料(寄付はいつでも歓迎)です。

歩くペースにもよりますが、1〜2時間ですべての動物を見てまわれるくらいのこじんまりとした動物園です。時間に余裕のある方が散歩がてら見学するのにオススメです。

園内をぐるっと一周!どんな動物がいるの?

入園料は無料なので、この入り口をただただ突き進みます(※ここに寄付BOXがあるので、余裕のある方はぜひ寄付してくださいね!)

ゲートをくぐると園内マップがあります。トラやサルがいるエリアはなんとかわかります。

入り口の左手にはバタフライハウスという網で囲われたエリアがあります。

中にはオオカバマダラ(Monarch Butterfly)が放たれています!サナギの時期もあれば成虫の時期もあります。

入り口右手には色とりどりのきれいなインコが迎えてくれます。

インコエリアの奥には蓮池があり、この日は黒い白鳥(コクチョウ)のスワニー(Swanie)がいました。

池の横の道を歩き進めます。

道の両脇には熱帯らしい華やかな花や色鮮やかなヤシが植えられています。なんと園内には100種類以上のヤシ、多種多様な竹や蘭が育っているそうです。

奥までいくと道は三つに分かれます。今回は左手から園内を時計回りにまわりました。

金網のトンネルが現れました。ヒロの過酷な環境で、トンネルはサビとコケで覆われていて、なんとも寂れて風情があります。

トンネルの左側にはアリクイや鹿が以前はいたのですが、この日は見かけませんでした。

右側にはアフリカクロトキ(Sacred Ibis)が5〜6羽いました。

なんと隅っこで巣作りをして卵を守っていました。卵が孵化する日も近いかも?

トンネルをくぐり抜けた右手には数種類のインコのロミオ(Romeo)がいました。とても懐っこいです。

さらに奥へ進んでいくと、フェンスに囲われた池があり、ほとりには立派なアメリカアリゲーターのステッチ(Stitch)がいました。

反対側にはコンゴウインコ(Macaw)の大きなケージが。こちらはとてもにぎやか。

奥へ進むと、ハワイ島ではおなじみの野ブタ(Wild boar)もいました。

私たちの土地でもたまに現れ、農作物の被害に遭うこともありますが、とても愛らしい存在です。

隣の岩場には愛らしいヤギ(Nigerian dwarf goat)の子どものマギー(Maggie)も。

こちらは立派なヒゲをたくわえたアフリカピグミーゴート(African Pygmy Goat)のタンゴ(Tango)。

園内の中心エリアにはドームがあります。ドームの中にはサルがいます。

ケージがいくつも並んでいますが、動物の姿は見えたり見えなかったり。

この日はホオジロカンムリヅル(Grey crowned crane)のEmmaがいました。

クライマックスはなんといってもトラのエリア。

この日はホワイトタイガーのザジキ(Tzatziki)しかいませんでした。前はオレンジ色のトラのシラチャー(Sriracha)もいたのですが、どこへやら。

どこか物憂げな様子のザジキ。

ヒロ動物園がエモい理由

私の中でヒロ動物園はかなりエモい場所です。

ボランティアの方たちのおかげで道路は舗装・整備されているし、動物のケアや植物の手入れは行き届いています。その一方で、動物不在のエリアがいくつもあったり、さびついてコケに覆われたケージがあったりもします(トラのような人を襲う可能性のある動物のケージはしっかりしてます)。

歳月の流れに抵抗しつつも、自然の圧倒的な力にすべて飲み込まれていくような感覚。と同時にヒロの町のように新しいものと古いものが共存している姿も見られます。

とはいえ、子どもたちの遊び場や座って食べれるピクニックテーブルがたくさんあるため、週末はそこそこにぎわいます。トイレもあるので安心です。

時間に余裕のある方はぜひ園内を散歩してみてください。あまり期待せずに行けばきっと楽しめます!

ヒロ動物園へのアクセス

住所

800 Stainback Hwy
Hilo, HI 96720

ヒロダウンタウンからのアクセス

ヒロダウンタウンから車で15分ほどの場所にあります。11号線(ママラホア・ハイウェイ)を南下していくと、下の画像のような動物園の石板が右手に見えます。この案内の道を右に曲がると、道の右側に動物園へと続く道があらわれます。

ヒロ動物園の開園時間

毎日 9:00〜16:00
毎週土曜の13:30〜14:30は動物とのふれあいコーナーがあります。
※クリスマス(12月25日)と元旦(1月1日)はお休みです。

ヒロ動物園のサイト

参考 Friends of the Pana'ewa Zoo(ヒロ動物園の宣伝活動および改善プロジェクトを推進する非営利団体) 参考 ハワイ郡公式ページ

ヒロ動物園への寄付の方法

入園料は無料ですが、動物園ではいつも寄付を歓迎しています。寄付の方法を以下にまとめてみました。

ギフトショップで買い物する

寄付BOXにお金を入れる

入り口には、寄付のための集金ボックス(Donation Box)があります。

コイン(小銭)を落とせる集金ボックス?もあります。余った小銭など、余裕があればぜひ寄付してくださいね!

園内のベンチを買う

園内にはところどころに動物をモチーフにしたベンチが置かれています。プラーク(飾り額)がないものは買うことができ、オリジナルメッセージを刻むことができます(買ったからといってもらえるわけではありません)。

動物園の会員になる

年会費を払うことで寄付されます。
Friend $25
Donor $50
Supporter $100
Lifetime $500(入り口の飾り額に名前が刻まれ、一生分の年会費無料)

好きな動物のスポンサーになる

好きな動物を指定して、年会費$25を払うことで寄付されます。

Amazon.comで買い物して寄付する

米国アマゾンでは通常のアマゾンでの買い物をAmazonSmileのサイトを通して行うと、指定した慈善団体に購入金額の0.5%を寄付してるというAmazonSmileというプログラムがあります。

ここでFriends of the Panaewa Zooを指定して、買い物をAmazonSmileのサイトを通して行えばヒロ動物園に寄付されます。